人間ドックふたたび

2年前、初めて人間ドックというものを受けた。

とっくに受けてていい年齢だったが、健康に自信があるためにずっと受けてこなかったのだ。

個人個人に合った検査内容というものがあるのか?

予算に合う病院をどうやって探せばいいのか?

最初は手探りだったが、人間ドックの受け方というサイトを見つけて問題が全部解決した。

受診してみると、かねがね噂を聞いていたバリウム検査やMRIを体験できて、とても興味深かった。

検査というより、ちょっとしたイベントのノリだった。

だが、検査結果報告の日に腹部CTで腎臓に泡状の物があると言われた。

「腎臓がんの可能性がある」

じぇじぇっ!なんと!

即日検査し、悪性のものではないと判明して事なきを得た。

その夜は焼肉に行き、肝臓に悪いことをしたのは言うまでもない。

人間ドックの問題は費用が大きいために、受診の間隔が開いてしまうことだ。

がんなどいつ発生するかわからないから、去年シロだったから今年もシロとは決して言えないのである。

聞くところによると宇宙人は人間をUFOの中に拉致して全身を調べるという。

もし彼らが無料で人間ドックをやって検査結果を見せてくれるなら、私は拉致ウェルカムである。